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心電図CAMP(ECG CAMP)
受講者インタビュー

出勤前の30分を車の中で。看護師歴29年、ハイケアユニットで心電図を学び直した方法|受講者インタビュー

公開日:2026年9月11日

執筆:けいた(JHRS認定心電図専門士)

朝の車の中でスマートフォンを見る手元のイラスト

心電図CAMPを受講した看護師のみっつさんに、けいたがお話を聞きました。急変のリスクが高い患者さんを見る部署で働く、看護師歴29年の方です。忙しい毎日の中でどう時間を作り、現場で何が変わったのかを、会話形式でまとめます。

動画で見る(YouTube)

急変リスクの高い患者さんを見る部署で

けいた:まずは自己紹介をお願いします。

みっつさん:看護師歴は今年で29年目になります。小児科、外科、脳外科、内科、整形外科を経験して、今はハイケアユニットで働いています。

けいた:どんな業務ですか。

みっつさん:術後の患者さん、院内の急変、重症度の高い患者さん、急変リスクの高い患者さん、蘇生後の患者さんなどを院内で扱う部署です。心電図に触れる機会はたくさんあります。基本はモニター心電図です。12誘導は、入院してくる患者さん全員に先生がオーダーするものと、急変したときに取ります。

けいた:循環器科はあるんですか。

みっつさん:科としてはありますが、常駐の先生はいません。週に1〜2回、非常勤の先生が来るくらいです。

けいた:循環器の先生が判読してくれるわけではないので、自分たちで読み解かないといけないんですね。

受講前:先生が判読してくれるから、と思っていた

けいた:心電図CAMPに入る前は、心電図にどんな印象を持っていましたか。

みっつさん:以前は、モニター心電図を見ても、心臓が動いているのを確認するくらいでした。小児で12誘導を自分でつけて取ることもありましたが、先生が判読してくれるから、自分ではしなくていいと思っていました。脳外科でも、どこかおかしいかもしれないけれど、とりあえず先生に報告しよう、という感じでした。自分で考えて対応しようと思ったことが、あまりなかったんです。

みっつさん:ハイケアユニットで働くようになって、もっと判読したいと思いました。でも、文献を読んでも、人の話を聞いても、飲み込めなくて。そんなときに心電図CAMPのお知らせがありました。短時間で、回数も分かれていて、内容も分かりやすそうだったので、思い切って受講しました。

続け方:出勤前の30分を「朝学」に

みっつさん:受講するにあたって、毎日勉強する時間を作ろうと思いました。でも家にいると、ダラダラしたり、ながらになったりしそうで。そこで、仕事に行く前の30分、車の中で動画を見て勉強してから出勤することにしました。朝学みたいな感じで、あえて時間を作りました。

みっつさん:1週ごとの振り返り問題で、ここがまだ分かっていないな、と確かめていました。時間がたつと忘れてしまうので、そこでまた振り返りました。

けいた:車の中ということは、スマホでも受講できましたか。

みっつさん:できました。画面は小さいですが、止めて拡大して判読して、問題に答えて、という形で進めました。

けいた:画面が大きいのでiPadやパソコンをすすめてはいるんですが、スマホでもできると聞けてよかったです。

現場で:STの変化に気づき、先生に報告できた

けいた:現場で活かせた場面はありましたか。

みっつさん:4週間の間は、まだ現場で使うところまで考えがいきませんでした。1周終えて復習しているときに、患者さんに発作性上室頻拍(PSVT)が出て、本当にそれでいいのかと振り返りました。

みっつさん:この前は、患者さんのモニター心電図で、前の日と違ってSTが上がっていました。STの上昇の定義は何だったっけ、というところから、心電図CAMPのSTの変化の単元に戻って、すぐ確認できました。「私が見たのはこういうことだけど、合っているかな」と、ほかのスタッフとも共有して、先生に報告できました。

みっつさん:P波が見えにくくなっている患者さんもいました。ブロックなのか、どういうブロックなのかを振り返るために、また動画を見ました。モニターだけでは分からないので12誘導を取って、スタッフと一緒に判読しました。「1度房室ブロックだね。でも入院したときからこの波形だから、変わっていないね」と確認できました。

けいた:質問をくれる方でも、モニターの波形だけを送ってくれることが多いんです。「12誘導を取ったほうがよかったですね」とアドバイスすることは、よくあります。

みっつさん:私の部署は12誘導が置いてあるので、自分で患者さんに説明して取ることができます。前の病院は病棟に12誘導がなくて、検査技師さんを呼ぶか、先生のオーダーがないと取れませんでした。

良かったところ:区切りごとに繰り返し出てくる問題

けいた:講座で良かったところがあったら教えてください。

みっつさん:区切りごとに問題を出してくれて、しかも繰り返し何問も出てくるところです。忘れてしまうので、問題を何回か繰り返すだけでも身になります。穴埋め問題で詰まったら、動画に戻って「そうだった」と確かめられます。一つのコンテンツが30分と短いので、振り返るときにも使いやすいです。

けいた:学びを定着させるために、動画を見たらすぐ問題を解く形にしました。

みっつさん:4択問題もやっています。自分で考えるより「どれだったっけ」と迷うので、穴埋めとは違う難しさがありますが、やりがいがあります。

一人で判読の練習を続けていた

みっつさん:毎週、病棟に入ってきた患者さんの12誘導を印刷して、心電図CAMPの内容や判読のためのシートを見ながら、P波から確認していました。一人で判読の練習をしていたんです。

こんな人にすすめたい

けいた:最後に、どんな人に心電図CAMPをすすめたいですか。

みっつさん:心電図を学びたいと思う人なら、どんな人でもできると思います。学生さんも、臨床工学技士さんも、もちろん先生も。私はすごく楽しくできました。進んでいくと分かるようになるし、前は答えられなかった問題が答えられると、達成感があります。

けいた:今日はありがとうございました。


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