
心電図CAMPを受講した看護師のみっつさんに、けいたがお話を聞きました。急変のリスクが高い患者さんを見る部署で働く、看護師歴29年の方です。忙しい毎日の中でどう時間を作り、現場で何が変わったのかを、会話形式でまとめます。
急変リスクの高い患者さんを見る部署で
けいた:まずは自己紹介をお願いします。
みっつさん:看護師歴は今年で29年目になります。小児科、外科、脳外科、内科、整形外科を経験して、今はハイケアユニットで働いています。
けいた:どんな業務ですか。
みっつさん:術後の患者さん、院内の急変、重症度の高い患者さん、急変リスクの高い患者さん、蘇生後の患者さんなどを院内で扱う部署です。心電図に触れる機会はたくさんあります。基本はモニター心電図です。12誘導は、入院してくる患者さん全員に先生がオーダーするものと、急変したときに取ります。
けいた:循環器科はあるんですか。
みっつさん:科としてはありますが、常駐の先生はいません。週に1〜2回、非常勤の先生が来るくらいです。
けいた:循環器の先生が判読してくれるわけではないので、自分たちで読み解かないといけないんですね。
受講前:先生が判読してくれるから、と思っていた
けいた:心電図CAMPに入る前は、心電図にどんな印象を持っていましたか。
みっつさん:以前は、モニター心電図を見ても、心臓が動いているのを確認するくらいでした。小児で12誘導を自分でつけて取ることもありましたが、先生が判読してくれるから、自分ではしなくていいと思っていました。脳外科でも、どこかおかしいかもしれないけれど、とりあえず先生に報告しよう、という感じでした。自分で考えて対応しようと思ったことが、あまりなかったんです。
みっつさん:ハイケアユニットで働くようになって、もっと判読したいと思いました。でも、文献を読んでも、人の話を聞いても、飲み込めなくて。そんなときに心電図CAMPのお知らせがありました。短時間で、回数も分かれていて、内容も分かりやすそうだったので、思い切って受講しました。
続け方:出勤前の30分を「朝学」に
みっつさん:受講するにあたって、毎日勉強する時間を作ろうと思いました。でも家にいると、ダラダラしたり、ながらになったりしそうで。そこで、仕事に行く前の30分、車の中で動画を見て勉強してから出勤することにしました。朝学みたいな感じで、あえて時間を作りました。
みっつさん:1週ごとの振り返り問題で、ここがまだ分かっていないな、と確かめていました。時間がたつと忘れてしまうので、そこでまた振り返りました。
けいた:車の中ということは、スマホでも受講できましたか。
みっつさん:できました。画面は小さいですが、止めて拡大して判読して、問題に答えて、という形で進めました。
けいた:画面が大きいのでiPadやパソコンをすすめてはいるんですが、スマホでもできると聞けてよかったです。
現場で:STの変化に気づき、先生に報告できた
けいた:現場で活かせた場面はありましたか。
みっつさん:4週間の間は、まだ現場で使うところまで考えがいきませんでした。1周終えて復習しているときに、患者さんに発作性上室頻拍(PSVT)が出て、本当にそれでいいのかと振り返りました。
みっつさん:この前は、患者さんのモニター心電図で、前の日と違ってSTが上がっていました。STの上昇の定義は何だったっけ、というところから、心電図CAMPのSTの変化の単元に戻って、すぐ確認できました。「私が見たのはこういうことだけど、合っているかな」と、ほかのスタッフとも共有して、先生に報告できました。
みっつさん:P波が見えにくくなっている患者さんもいました。ブロックなのか、どういうブロックなのかを振り返るために、また動画を見ました。モニターだけでは分からないので12誘導を取って、スタッフと一緒に判読しました。「1度房室ブロックだね。でも入院したときからこの波形だから、変わっていないね」と確認できました。
けいた:質問をくれる方でも、モニターの波形だけを送ってくれることが多いんです。「12誘導を取ったほうがよかったですね」とアドバイスすることは、よくあります。
みっつさん:私の部署は12誘導が置いてあるので、自分で患者さんに説明して取ることができます。前の病院は病棟に12誘導がなくて、検査技師さんを呼ぶか、先生のオーダーがないと取れませんでした。
良かったところ:区切りごとに繰り返し出てくる問題
けいた:講座で良かったところがあったら教えてください。
みっつさん:区切りごとに問題を出してくれて、しかも繰り返し何問も出てくるところです。忘れてしまうので、問題を何回か繰り返すだけでも身になります。穴埋め問題で詰まったら、動画に戻って「そうだった」と確かめられます。一つのコンテンツが30分と短いので、振り返るときにも使いやすいです。
けいた:学びを定着させるために、動画を見たらすぐ問題を解く形にしました。
みっつさん:4択問題もやっています。自分で考えるより「どれだったっけ」と迷うので、穴埋めとは違う難しさがありますが、やりがいがあります。
一人で判読の練習を続けていた
みっつさん:毎週、病棟に入ってきた患者さんの12誘導を印刷して、心電図CAMPの内容や判読のためのシートを見ながら、P波から確認していました。一人で判読の練習をしていたんです。
こんな人にすすめたい
けいた:最後に、どんな人に心電図CAMPをすすめたいですか。
みっつさん:心電図を学びたいと思う人なら、どんな人でもできると思います。学生さんも、臨床工学技士さんも、もちろん先生も。私はすごく楽しくできました。進んでいくと分かるようになるし、前は答えられなかった問題が答えられると、達成感があります。
けいた:今日はありがとうございました。
心電図CAMPは期間限定・定員制で、次回の募集日はLINEの先行予約に登録した方へ先にお知らせしています。ほかの受講者の方のお話は、受講者の声のページで見られます。




